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2007年11月

2007年11月 4日 (日)

斧の柄仕込

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私のような「きこり」にとって斧は無くてはならない道具の一つです。本来の目的は蒔を割るための道具ですが私の場合(多くのきこりの方も同様と思います)は任意の方向に木を伐倒する際にくさびを打ち込むために使うことが95%です。ですから鋭い刃は不要ですのでアスファルトなどで刃を潰しており、まったく切れません。クサビを叩き込むのが目的ならばハンマーでよいのではないか?と思われる方もおられるかもしれませんが私が触ったことあるハンマーの殆どはこの用途に適しません。理由は正確かつ鋭く振りぬくための重量バランスや柄の仕込口の大きさなど斧に勝るものは見当たらないことです。

今日は先日折れてしまった愛用の斧の柄を作って仕込みました。もうこの斧は私ノキャリアと同じ15年使用しております。柄が折れた時の予備のものもありますが殆どこればかり使っており、ニューヨークヤンキースの松井バリのスイング(ウソです^_^;)でクサビを打ち抜くので大体1~2年で柄が折れてしまいます。

斧の柄は丸太から割って良く乾燥させた樫材をできるだけ目切れさせないよう鉈、鉋を使用して削り出しします。急ぐときは木工機械を使用して製材してから製作することもありますが手道具だけで製作した方が目切れの少ない良い柄を作れます。私は鋭いスイングでスッポ抜けしないよう柄尻の部分が末広がりなっている形に作ります。穴を開けてカラーテープをぶらさげているのは山で時々落としたり放置して忘れた際に発見しやすいからです。

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製作にはまずはナタで荒削りして私は小さな反り台鉋を使用して削り出ししております。この反り台鉋ももうキャリアとほぼ同じだけ斧の柄作り専用で使い続けて下端が内丸の反り台みたいになっております^_^;作品ではないので構わないのですが逆目が止まりません。今回はホームセンターにて¥398(くらいだったような?)で面取り用に購入したミニ鉋を初使用しました。このミニカンナ、刃の微調整が難しいので刃幅いっぱいの削りは難しいですが面取りやこの手の作業にはお勧めです。良く切れますし斜めに構えて使えば反り台鉋的に使えて非常に良かったです、この値段ならもっと早く使ってれば良かった。それにしても数百円なのが驚きです。

私の同僚の多くは鉋なんて所有してないので鉈だけで削り出しを行い、割った一升ビンの破片でスクレイプしているそうで時間も掛ます。このミニ鉋は安くて管理も必要ない優れものと認定しましたので(この手の用途には)自信持って勧めてみようと思います木工家の方にも面取り用には結構良いかも。

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