前の記事でも書きましたがありがたいことに(?)本業が忙しくて疲れます。
毎年この時期は年度替わりで仕事が途切れそうで途切れさせてくれません(我が社の社長が意地になって仕事を作ってくれます(T_T))
ここ4,5年は部下たちに「4月に暇ができたら最低1週間くらいはバカンスするで~~」と言い続けていますし有給も毎年30日くらい残っているも使えません。
このご時世ありがたいこととは思いますがバカンスしたいです。まとまった時間で木工したいです・・・・・ゴールデンウィークなんて近所の祭りや行事でそれどころではありません。今年はもう無理です諦めました(T_T)
ネタも無いきょうこの頃ですがメールなどで「ちょくちょく(ときどき)」鉋の質問を頂くので鉋ネタでも(^^ゞ
最近私は完全に手道具病?・・・否定できませんが腕も病期ぶりも遥かに上を行く先輩方も沢山おられますが下手の横好き甚だしい私の病気ぶりも暖かく見守ってやって下さい。
ヤフオクで手頃な中古の鉋探しにハマってるとは少し前にも書きました。しかし秘かにそれ以上にハマっているというかフェチっているのが小鉋です。
ちっちゃくて可愛い上、大鉋に比べ価格はかなり安くて使い勝手は良いので少しづつ増えています。
左から「近光」42mm長台、青鋼・詳細不明、「橘敏明」42mm青鋼・多分㈱橘産業の神技豆と同じ、「長弘」豆48mm白紙1号、「運慶」48mm刃は横山作青鋼松炭使用焼き入仁村台 「常三郎 梅彫金鉋 綿帽子」48mm青鋼 唯一未使用。「常三郎 仁王松彫金鉋」48mm特別刃物鋼。上が「常三郎 名門」48mm青鋼 以上のうち右3丁ほど未紹介のものです。
「運慶」48mmは日本有数の鉋台打師 仁村氏のオークションで信じられない安価で即決落札しました。中古かと思っていましたが新品で仁村さんの手による完全すぐ使いで今や貴重といわれる赤樫台。刃の作者を聞くと横山作\(^o^)/。確かに鍛接線あたりの処理が家にある横山「東郷レイ号」そのまんまの雰囲気。台仕込みの参考にしておりますので温存中、今のところ試し削り程度ですが良く切れます(削り画像は撮り忘れm(__)m)。価格が価格でしたのでそんなに力入れた研ぎをしていないと思われるのでまだ切れそうな予感。
販売店長様が撮ってくれた画像です。お世話になった商品以外の質問でも何度もメールでご回答頂けるとっても親切な方でした。
まずは綿帽子型の梅彫金と本赤樫台の美しさに魅せられて右側のみ注文でしたが台打ちが遅れてたことを気になさった飯田様が「青紙より耐久力も上の鋼で同じ値段」と勧めてくれたのが右の「仁王松」特別刃物鋼。特別刃物鋼に興味もありましたし本赤樫も美しい彫金鉋も後には入手困難とのことで一期一会と思って同時購入しました。
別に派手好きではありません。インターネットで虎や龍の彫金は良く見かけて興味もありませんがこの「梅」と「仁王松」の彫金は大変美しいと感じました。価格の安い小鉋でこの作りは常三郎さんの並ならぬ企業努力もビンビン感じましたので「給付金前借」+得意の嫁から家庭内借金でポチです。
後に「梅」と「松」とくれば「竹」も欲しいような気がして尋ねると、この彫金は女性のお弟子さんがひと打ちひと打ち彫らたものですが既に退職されたとのことで現在は作れないようです・・・色々な意味で誠に残念。本当に繊細で美しいので将来も楽しみたかったのですがね~~~~
彫金もですが本赤樫の台というのがまた美しいくて使うのをためらいましたが特別刃物鋼の「仁王松」だけは仕込んで使えるようしました。「梅」綿帽子は暫く眺めて楽しみますこれで物欲を抑えるつもりですがどうなるこっちゃら!?
仕込んで使った感じは良好です。但し現時点での私の腕では「長弘」48mm白1鋼より切らせることはできませんでした。私の研ぎのレベルが低いだけとは思いますがあくまで現時点での話では「長弘」は他にない吸いつくような切れ味があります。これは炭素鋼一般で言われている特徴ではありますし私のもっているスェーデン鋼の「万太郎」寸6も似た感覚があります。
とは言っても「仁王松」は鋼、白樫よりずっと硬い赤樫台ともに耐久力ありそうなので「長弘」を最後に温存する使い方で大活躍しそうです。精進して「長弘」並みに切らせたいという意欲も持てました。今後一番手が伸びていきそうな鉋です。
実はこの「仁王松」はスェーデン鋼もあるんです( ̄。 ̄ )ボソ...欲しい・・・・・でも他にも欲しいやつが・・・・・「梅」綿帽子は飯田さんのところの企画なのかな?最後の奴って言われていました。
大鉋で検索するとまだ在庫があるようですが小鉋はほとんど無いようです。常三郎の彫金鉋欲しい方は大鉋買っといて下さい(*^^)v
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